2008年5月9日金曜日

CAD

一般的ではありませんが、工業分野では頻出するこの「CAD」という言葉、Computer Aided Design(コンピュータによる設計支援)の略称だという事はご存知の方も多いと思います。

このCADですが、かなり前から3次元化がされており、ハイエンドモデルのCADシステムでは様々な解析から2次元図面化までいろいろな事ができるようになっています。
これは設計者にとっては設計工数の削減につながっており、様々な製品がハイスピードで開発できるようになりました。

しかし、3次元化された事にはデメリットもあるのではないかと考えています。
3次元モデルとして視覚的に設計ができる反面、現実的にありえない形状や、加工不可能な形状をいとも簡単にモデル化できてしまい、さらにCADの画面でモデルを眺めるだけでは気づかないことも多いのではないでしょうか。
しかも3次元データを利用して加工機を動かすことも容易なため、設計不十分なままモノができてしまう事も珍しくはないと思います。
気づいたときには手遅れという事もあるかもしれません。

私も学生の時にはドラフターを使って製図用紙にペンやカラス口を使って図面を手書きしておりましたが、その頃は頭をフルに働かせて製品をイメージしながら製図しておりました。
しかし3次元CADを使うようになってからは視覚的に見えてしまうので、あの頃ほどフルに頭を使っているかというと、必ずしもそうではないかもしれません。

CADが、単なる「Computer Aided Drawing」にならないように気をつけて設計に望みたいと思います。

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