2008年5月20日火曜日

設計の要点

私は機構設計を主にやらせていただいておりますが、機構設計は、3DCADの普及もあって充分な設計がなされていないまま形だけを作ってしまうことが多々あります。(私だけかもしれませんが…)

どんな製品でもそうですが、形だけを設計することは簡単です。
しかし、それは設計とは言わず、作図も単なるお絵かきになってしまいます。

時間をかければ充分な検討ができるのかもしれませんが、限られた時間の中でいかに完成度の高い設計をするかがプロの仕事なんだと最近良く感じます。


さて、ではどういったところに要点をおいて設計をするかですが、それはもちろん設計対象によります。
基本的には、ユーザーにとって不利益の無い様に考慮するのが前提ですが、その次にはユーザーにとっていかに利益を与えるかが腕の見せ所ではないかと思います。
そしてさらには、造る側にも配慮され、地球環境にもやさしく、安価に生産できる設計が理想ですが、なかなか難しいところです。

私も良く設計を失敗してきましたが、こういった内容は永遠の課題かもしれません。
ただ、良く考えていこうと切に思います。

参考までに、最近はこの本を手元においています。
http://item.rakuten.co.jp/book/1315934/

2008年5月9日金曜日

CAD

一般的ではありませんが、工業分野では頻出するこの「CAD」という言葉、Computer Aided Design(コンピュータによる設計支援)の略称だという事はご存知の方も多いと思います。

このCADですが、かなり前から3次元化がされており、ハイエンドモデルのCADシステムでは様々な解析から2次元図面化までいろいろな事ができるようになっています。
これは設計者にとっては設計工数の削減につながっており、様々な製品がハイスピードで開発できるようになりました。

しかし、3次元化された事にはデメリットもあるのではないかと考えています。
3次元モデルとして視覚的に設計ができる反面、現実的にありえない形状や、加工不可能な形状をいとも簡単にモデル化できてしまい、さらにCADの画面でモデルを眺めるだけでは気づかないことも多いのではないでしょうか。
しかも3次元データを利用して加工機を動かすことも容易なため、設計不十分なままモノができてしまう事も珍しくはないと思います。
気づいたときには手遅れという事もあるかもしれません。

私も学生の時にはドラフターを使って製図用紙にペンやカラス口を使って図面を手書きしておりましたが、その頃は頭をフルに働かせて製品をイメージしながら製図しておりました。
しかし3次元CADを使うようになってからは視覚的に見えてしまうので、あの頃ほどフルに頭を使っているかというと、必ずしもそうではないかもしれません。

CADが、単なる「Computer Aided Drawing」にならないように気をつけて設計に望みたいと思います。